<   2008年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧

ジョサイア・コンドル

この前の「自由学園明日館」もそうだけど、明治、大正時代の西洋建築が好きで、よく見に行きます。
趣があって、自然とカメラを向けてみたくなるんだよね。

今日はその西洋建築に多大な影響を与えた建築家の話。

前回出てきた「フランク・ロイド・ライト」氏と並んで、日本の西洋建築家として有名なのが「ジョサイア・コンドル」氏。

「コンドルは西洋建築の様式を日本に取り込み、ライトは西洋建築を芸術として残した」ともいわれるように、日本の西洋建築の先駆者です。
彼はライト氏よりはるか以前、明治時代にいわゆる「お雇い外国人」として来日。工部大学校造家学科(現東京大学工学部建築学科)の教師として建築学を教えていました。今も東大の構内には彼の像が立っています。
かの有名な鹿鳴館も彼の設計です。
多くの「お雇い外国人」は官職を退いた後は母国に帰っていましたが、彼は日本にとどまります(日本に愛着を感じたんでしょうね。日本文化に傾倒し、、「暁英」という日本画の号をも与えられています。それに奥さまも日本人でした)。
東京に建築事務所を構え、精力的に設計を続けていきます。多くの建造物の設計を手掛けますが、その多くは関東大震災で大破、ほとんどが現存していません。

その中で残っているのが旧岩崎邸(上野)、古河虎之助邸(現在の旧古河庭園大谷美術館)-、御茶ノ水のニコライ堂(一部修復)などです。
どれも素晴らしい建築物です。外装はもとより内装や細かい部分にも美しさが光ります。時間がゆっくり流れて、いつまでも見ていたくなります。

それにしても、やっぱり当時の財閥の力って、ものすごかったんだなあとつくづく感じます。
[PR]
by hiro2003th | 2008-10-29 10:23

自由学園

自由学園明日館に行ってきました。

ところでこの「自由学園明日館(みょうにちかん)」って知ってますか?ここは国の重要文化財(1997年5月指定)ですが、もともとはあの「婦人之友社」の創設者でもある羽仁もと子・吉一夫妻が創立した学校の校舎でした。
そしてこの建物を設計したのがあの20世紀を代表する有名な建築家フランク・ロイド・ライト氏です。帝国ホテルの設計者として有名な彼ですが、その帝国ホテルの設計のために来日中にアシスタントをしていた遠藤新氏の紹介で夫妻に会い、その教育思想に共感し設計に携わったそうです。

この建物、大正10年の物なんですが、建築様式は枠組壁式構法(いわゆるツーパイフオー)の木造で、中央棟を中心に左右に伸びた教室棟があります。ライトの第一期黄金時代の作品にみられる、プレイリーススタイル(草原様式)と呼ばれる高さを押さえた地を這うような佇いが美しいモダンな建物です。建物だけではなく窓や照明、家具に至るまで、限られた金額内で調和のとれた美しいこだわりが随所に見て取れます。
ここは現在でも公開講座や催し物、会場の貸し出しやウエディング披露宴など様々な用途で利用されています。
美しい重要文化財を身近に感じることができる素晴らしい空間です。
[PR]
by hiro2003th | 2008-10-25 02:44